なぜ、会津で馬刺しなのか

会津の名物に馬刺しがあります。馬刺しは会津以外に熊本などでも名産となっていますが、なぜ会津で馬刺しなのか。紐解いていきましょう。

会津での馬が食べられるようになるきっかけは、実は戊辰戦争だったのです。会津は新政府軍(西軍)に攻め入られ、会津藩内でも負傷者が増え野戦病院が当時会津藩における教育を担っていた日新館に設置されました。この野戦病院内で幕府の医者・松本良順が蘭法治療の一環で患者に馬肉を与えたのが、会津における馬肉料理の始まりと言われています。

蘭法治療、つまり当時幕府が鎖国時に取引していた数少ない海外国家のオランダから渡ってきた治療法の一環として馬肉料理がふるまわれたということになります。(基本的には体力の回復に肉食をすすめたという経緯です)

当時は肉を加熱して食しました。衛生上の問題から生で食すことはありませんでした。

実際に「馬刺し」が登場したのは昭和30年ごろ、力道山が店頭に並んでいた馬肉を購入し、生で辛子みそを付けて食べたのが始まりとなります。

会津の馬刺しをぜひご賞味ください。以下のリンクから購入できます。